源泉徴収方式 30% Withholding from Rent


<源泉徴収方式 30% Withholding from Rent>

 源泉徴収方式は賃貸収入から税金を源泉徴収します。テナントまたは不動産管理会社は、毎月支払うレンとから30%の税金を徴収して銀行振り込みでIRS(内国歳入庁)へ納付し、1年間のまとめを年末に報告書フォーム1042様式に記入してIRSへ提出する義務があります。テナントまたは不動産管理会社にとっては、いたって煩雑な事務手続きであるため、専門家の手助けなしには、この源泉徴収事務は達成できません。

もう一つの問題は、州税(場合によっては市税)の計算です。レントは連邦政府だけではなく、州税上も課税対象となります。連邦税の他に、不動産が所在する州政府に対しても申告納付をする義務があり、しかも州税の計算上、たえずネット・レント課税方式を適用しなければなりません。このため、連邦税は30%の源泉徴収によって課税関係が完結したとしても、州税のためにネット・レント純利益を計算しなければならず、結局もう一つの課税方式であるネット・レント課税方式を選択した場合と同じ手数がかかることになります。(33)

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