住宅減税 Own Home and Tax Savings


<住宅減税 Own Home and Tax Savings>

アメリカで住宅を購入すると「住宅減税」の作用により税金上有利となります。住宅所有者が支払う固定資産税と住宅ローン支払利子について、個人所得税の計算上、控除が認められるからです。住宅に関連した控除が全く認められないアパート・貸家住まいと比べると、持ち家があれば節税分だけ得をするわけです。

持ち家はどのくらい得になるのでしょうか。仮にレントを毎月1600ドル払っていた人が、住宅ローンを借りて一軒家を購入したとします。住宅取得後、住宅ローンの返済額1100ドル、固定資産税500ドル、合計毎月1600ドル、すなわちレントの時代と同額の住居費を支出します。毎月支払う住宅ローン1100ドルのうち1000ドルが支払利子であり、所得税の実効税率は30%とします。支払利子1000ドルと固定資産税500ドル、合計1500ドルの控除のため、450ドル(1500 x 30% = 450)の減税効果があります。毎月450ドルをセーブするため、住居費は1150ドルになります。住宅購入決定のためには、住宅ローンを借りるための頭金を用意すること、そしてその逸失金利があることも考慮しなければなりません。(19)

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