年金受給資格


<年金受給資格>

アメリカで働いて給与や事業所得を受け取ると、所得税のほかにソーシャルセキュリティー(SS) 税が課せられます。その際SSクレジットが加算されていきます。合計SSクレジットが40ポイント(通算10年)以上あると、退職後に老齢退職年金手当を受給する資格が得られます。2013年は四半期に最低1,160ドルの役務所得で1ポイント、年間最低4,640ドルで4ポイントのクレジットを獲得します。この金額は消費者物価指数に基づいて毎年インフレ調整が施されます。年金の満額支給年齢は66歳ですが、62歳から早期受給が可能です。その場合は減額された金額が支給されます。

40ポイントのSSクレジットは継続して獲得する必要はありません。例えば、日本へ帰国などのためアメリカでの役務所得が途絶えたとしても、獲得したポイントが保存され、その後再び米国に入国して働くと、過去に積み立てたポイントに新たに積み重ねられてポイントが加算されます。結果的に62歳に達した時点で21歳以降の累積クレジットが40ポイントあれば、老齢退職年金手当の受給資格を得られます。(14)

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